耳・鼻・のどの病気
のどにある口蓋扁桃が炎症を起こす病気です。扁桃炎とは、のどの入り口にある口蓋扁桃というリンパ節に、細菌やウイルスが感染して起こる病気です。扁桃は、口や鼻から入ってきた細菌やウイルスに対する免疫作用によって、気管や肺などに病原体が侵入するのを防ぐ役割があります。幼児期は、口蓋扁桃の大きくなる時期で、扁桃の機能が活発なため炎症を起こしやすいといえますが、多くの場合は、風邪に引き続いて起こります。
咽頭扁桃(アデノイド)が大きくなる病気です。鼻とのどの境目にある咽頭扁桃(アデノイド)が大きくなりすぎたことによって起きる障害で、鼻が詰まったり、鼻呼吸がしにくくなったり、耳管(じかん)の入り口をふさいで中耳炎など耳の病気の原因になったりします。
膿のような鼻汁が続き鼻づまりがひどい病気です。乳児期には少なく、副鼻腔が発達する幼児期に多い病気です。副鼻腔の粘膜に炎症が起こって膿がたまり、黄色い鼻水となって出るのが副鼻腔炎(蓄膿症)です。の副鼻腔が炎症を起こす副鼻腔炎には、急性と慢性があります。
急性副鼻腔炎は、かぜをひいたときに、鼻腔粘膜を侵したウィルスや細菌が副鼻腔に及んで、炎症を起こします。黄色い粘っこい膿のような鼻水が長く続き、鼻づまりがひどくなります。
慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が慢性化すると慢性副鼻腔炎になり、黄色い鼻汁が常に出て、なかなか治りにくい病気です、鼻汁が外に出ない場合は、鼻が詰まったままなので、ズルズル鼻汁をすすっています。
耳だれがひんぱんに出ます。急性中耳炎をこじらせたり、耳の怪我などで鼓膜がやぶれたのをそのままにしておくと、中耳が細菌に感染して炎症を起こし、慢性化したものを慢性中耳炎といいます。痛みほとんどありませんが、耳が聞こえにくくなるので、呼んでも反応が鈍くなるなどのようすで気づきます。症状が進むと耳だれが出ることがあります。
最近は抗生物質によって急性中耳炎の治療が容易になったため、慢性中耳炎に移行することは少なくなっています。
痛みはないが耳の聞こえが悪くなる病気です。滲出性中耳炎は8才以下の子供に多いようです。鼓膜の内側の中耳腔に滲出液がたまっているため、鼓膜の振動がさまたげられて、耳の聞こえが悪くなります。急性中耳炎が完全に治りきっていないときや、鼻の病気やアデノイドがあって耳管の通りが悪いときに起こります。
中耳に炎症が起こりひどく耳が痛みます。かぜをひいたときに、鼻やのどの細菌やウィルスが、耳管を通って中耳腔に侵入し化膿する病気です。よくお風呂やプールで耳に水が入って中耳炎になると思っている人が多いのですが、水は外耳道の奥にある鼓膜でせき止められて、中耳にはいることはありません。
外耳に炎症を起こし痛みのある病気です。耳の入り口から鼓膜までを外耳道といいます。その外耳道に細菌が感染して、炎症を起こす病気です。お風呂やプールで耳に水が入ったり、耳の掃除をしたときに皮膚をひっかいたことがきっかけで起こることが多いものです。
耳の前の部分に、生まれつき小さな穴が開いている状態です。先天的に耳介の前や耳介の中に、直径1?前後の小さい穴があるのものです。片方だけのこともあれば、両側にあることもあります。表面的にはくぼみが見えるだけですが、その奥の方には1?前後の管が、ありの巣のように入り込んでいます。耳の奇形の一種ですが、かなり頻度が高くて、数十人に1人の割合で見られます。
穴の内面の皮膚から生じるあかが白い分泌物となって排出されます。
耳(耳珠)の前にある小さなでっぱりのことです。耳の穴の前には、耳珠と呼ばれるでっぱりがあります。その前方に小さなでっぱりが副耳です。耳の形態異常の一つで、副耳の多くは軟骨で、1個だけのこともあれば、耳たぶから頬を経て口にかけて線上に、2?3個でできることもあります。多くの場合は見た目だけの問題で、聴覚障害などの問題はありません。
